NO8 打田 十紀夫   「Blake’s Rag Continuation」


打田氏の教則本「ラグタイム・ギター」の中の練習曲。

ブラインド・ブレイクの曲のフレーズを抜粋してまとめたものです。ブレイクの曲やラグタイムは難しいというイメージがあって、私にはまだ早いかなと思いつつも、モノは試と挑戦してみました。

が、やはり難しい。難所は
@スタンブリング・ベースという、シンコペーションを利かせながら、親指でベースを規則正しく刻んでいくことが予想以上に難しいです。
A曲調がどんどん変わっていき、繰り返しのように聴こえるところも、微妙に違っているため、暗譜するのが大変でした。

@は全編に亘ってということになります。この曲は運指がどうのこうのというより、リズムです。@をクリアするためにはかなりの時間を要すると思います。
この曲を練習している時、改めて、ブレイクのアルバムを熟聴しましたが、リズム感が凄いです。

付属のCDで打田氏の模範演奏が聴けます。プロに向かって巧いのどうのというのも失礼な話かもしれませんが、さすがに日本のブルースギターの第一人者だけはあります。たたみかけるようなスピードで、とてもこのように弾けそうにもありません。

譜面だけを見て弾いてみると、ちょっと複雑なスリーフィンガーという感じですが、早く弾こうとするとリズムが乱れてしまうのです。どんな曲でもそうだと思いますが、とくにこの曲は辛抱強くゆっくり練習することが大切です。

それと、暗譜にはかなり苦労しました。暗譜する作業が私は苦手なのですが、この曲は特に大変でした。この曲を暗譜し終わるころには力尽きた感があって、もうそれだけで満足してました。

曲に感情移入がしにくいというのもあったりして、気がつくとあまり練習しなくなってしまいました。

一〜二日練習しないとすぐ忘れてしまうし、難曲というわけではないのかもしれませんが、かなり覚悟を決めて練習しないと、ブレイクには近づけないようです。

ブレイクはギタリストとしてもそうですが、シンガーとしても大好きなので、しばらくは彼のCDを聴いて楽しみたいと思います。

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