NO36 押尾コータロー   「BREEZE」

押尾コータローの曲は今まで2曲ほど練習してみましたが、より押尾コータローらしい曲をチャレンジしたくなり、彼のファーストメジャーデビューアルバム「STARTING POINT」から選曲。

レギュラーチューニングだったという単純な理由だけで選曲してみました。

この曲のポイントは何と言っても曲の節々に入ってくるカッティングのようなアタックでしょう。
弦をフレットに当てるような割と一般的な打音やミュートしてカッテイングのような音や音を短くミュートしているような音などいく種類かのアタック音が入っていて、押尾自身はきっとそれほど意識せずやっているのではないかと思われますが、このCDと同じ音をだすのはかなり至難な業です。

かなり音は作りこまれているようですし、手癖的な弾きかたでもあるので、譜面の解説だけではちょっと
どのように弾いているかは分かりません。ネットで詳細に解説しているサイトもあったりしますが、熟読したところでなかなかその通りの音が出せるわけではありません。

完全コピーを目指す方なら、自分なりに研究して近づけていく努力をされるのでしょうが、私はそこまでの根気もなく、適当に打音を同じ箇所に入れる程度にしています。

それから、フィンガーピッキングにストロークを織り交ぜながら、なおかつベース音も入れていかなければいけないので、慣れないとこの奏法は大変です。
フィンガーピッキングの箇所も早いパッセージがあったりしてこの辺も手強いところです。意外に最後まで弾けずに残ってしまうところはこのあたりかもしれません。

もう一つ言っておくと、曲の後半のあたりから、インプロヴァイズパートと思われるようなところがあって、かなり暗譜にはてこずってしまいました。私が今までチャレンジしてきた曲の中でも暗譜には一番時間がかかったのではないかと思います。

全体を通して難易度は高めになりますが、じゃあ手も足も出ないのかと言うとそうでもありません。
弾きかたも分からないなりに、弾けないところもありつつも覚えてしまえばそれなりに弾けるようになります。押尾コータローの場合、ギターを始めて間もない人が、いきなりこんな曲にチャレンジしてしまうというようなことを聞いたことがありますが、一定のレベルまでなら練習を積めば誰でも弾けてしまうのです。相当な根気と努力は必要でしょうが。

彼らを夢中にするのは何と言っても弾いていて楽しいということでしょう。私も練習しているときはなんて楽しいんだろうと感激していました。これは曲がストロークを織り交ぜることによりノリがとてもよくなっていることにあると思われます。リズムを最後までキープするのはその分難しいのですが、とにかく弾いていて楽しく押尾フリークが多いのもよく分かります。

私も一時かなり夢中になり、次々にコピーしてみたくなったのですが、ストローク時にただですら割れ易い私の爪がもたないのです。爪の薄い私は爪をあまり伸ばさずにいますが、短く伸ばした状態で爪が割れてしまうとギターどころではなくなってしまいます。爪の補強や付け爪も考えては見たものの、仕事のこととかもあるので残念ながら、断念せざるを得ないということに。

まあ、今までチャレンジしてきた曲とは違う楽しみに触れられただけでもとりあえずよしとします。
いきなりこの曲からというのでは大変だと思いますが、通常のフィンガーピッキングとは違う新たな楽しみが彼の楽曲にはあると思います。絶対にできないというほどの難易度でもないようですし、この曲以外でも同じように楽しめると思いますので、一度はチャレンジしてみるといいと思います。
(07.07.15)

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