NO25 中川 イサト「Crescent Moon」


この曲は最初に聞いたときからすごく気に入っていた曲で、イサトファンにも人気の曲らしいです。
中川イサトさんの曲ではよく使われているD6チューニングで、多くのイサトさんの曲がそうであるように開放弦が効果的に使われています。

開放弦を使うことは押弦が楽になると同時に、他の押弦した指が開放弦に触れてしまいビビリ音が出やすくなるので左指は正確に弦を押さえなければならないのですが、これがなかなか難しい。

特にこの曲ではサビのパートからかなり左指はストレッチしなくてはならないので、どうしてもミスタッチにつながってしまいます。これは少々練習したところでなかなか上手く弾けません。

他の難所といえば八分音符の中に十六分音符が入るところでのリズムが取りにくいところでしょうか。これもちょっと油断するとすぐリズムがばらばらになってしまいます。ベース音にアクセントを置くとリズムが取りやすくなるように感じます。

というような難曲にもかかわらず、この曲は私にとって数少ない、得意な曲になりました。
この曲は確かに最初から最後までミスタッチなしに完璧に弾くのはかなり困難を伴いますが、私はベース弦が上手く鳴らないとか、多少のビビリ音が出てるとか位なら、あまり気にしないのです。演奏中に止まってしまったり、メロディを間違ったりすれば致命的ミスとなりますが、とりあえず、そういうことはなしに最後まで弾けるからです。

まあ客観的に誰かが聴いていれば、首を傾げてしまうでしょうが、最後まで止まらずに弾けるというのは私にとっては非常に貴重なのです。

それとこの曲は聴いたイメージと譜面が同じだったので、暗譜が比較的楽だったように思います。相当聴きこんでいる曲でもたいてい譜面を追っていると、こんな音が入っていたんだとか、この弾き方でこんな風に聴こえていたんだとか、多少の違和感を感じながら暗譜を進めることが多いのですが、この曲は全くそういう箇所がなくストレスなく暗譜できました。

私のレベルでは完璧にあるいはそれに近いように弾きこなすのははるか遠くといったところですが、逆に私のレベルなりにも楽しめる飽きの来ない素晴らしい曲です。(06.04.30)

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