NO22 押尾 コータロー   「Destiny」   難易度 B


以前に耳コピした押尾の「黄昏」を答え合わせのつもりで「STARTING POINT」のスコアを入手しました。で、せっかく譜面もあることなので、なんとなく弾けそうで曲も覚えやすそうだったのでチャレンジしてみました。
ちなみに「黄昏」の方は予想通り間違いだらけ。一旦覚えたものを治すのはかなり大変でした。耳コピだとかなりの時間がかかってしまうので、その労力を考えれば今の私にはスコア入手する方が向いていそうです。

さて、フラメンコテイストのこの曲は「黄昏」同様とてもよくできた曲で、押尾がいかにたくさんの音楽を通過してきたことかは想像に難くありません。いつもながら感心します。

曲の方はごく普通に難しいですが特に難易度が高いと感じる箇所はフラメンコチックに早い装飾音を弾くところだと思います。譜面を見ると中指⇒人差し指の順で弾いているようですが、これは結構難しいです。

後半に出てくるシングルノートの装飾音はどんな指遣いでも練習すればできるようになると思いますが、前半の1&2弦を同時に早く弾く箇所はそうはいきません。
これは爪が強い、もしくは補強して、なおかつ日ごろより強めのピッキングをしていないとなかなかクリアな音は出せないと思います。

CDを聴くと押尾のピッキングはさすがに強烈です。CDの音はかなり調整されているのでしょうが、アポヤンドで相当強くピッキングしているように聴こえます。

この箇所を簡単に解決するためには、CDのようなきれいな音にはなりませんが、薬指⇒中指⇒人差し指の順でアルアレイでトレモロを弾く時のように弾くとそれなりに聴こえます。同様の指遣いでラスケアード風にストロークするという手もあります。もちろんそれなりに練習は必要ですが。

私は爪が軟らかく、長く伸ばすとすぐ割れてしまうため、かなり短めにしているのでこの箇所はかなりつらいです。装飾音符を思い切って外してしまうという手もあります。そうしたところで音楽的にはおかしくないと思います。フラメンコテイストは薄れるかもしれませんが。


ベースラインがやや変則的に感じますがベース音を響かせるというより、リズムにアタックをつけるようなべースを鳴らしているように感じるので、私はあえてあまり気にせず自分なりの感覚でベースを弾いて、完全コピーにはこだわらないようにしています。

ただ、私には暗譜もそんなに苦労せず、比較的弾きやすいように感じたため難易度はBとしました。
押尾の曲は耳コピはかなり大変そうな曲が多く、譜面を見ただけでもやる気が失せてしまうような曲が多い中、この曲は誰でも親しめそうです。
私にはまだ難しいのですが、弾いていて楽しい曲です。
(06.01.24)

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