NO9 岸部 眞明   「花」


岸部眞明の代表曲であり、彼がウインフィールドでのコンテストで第二位となった時に、決勝のステージで演奏した曲でもあります。

ウインフィールドで優勝した人の多くが、プロのギタリストとして活躍しており、彼らの作品を聴くことができますが、どれもすごいテクニシャンばかりです。そんな中で第二位ですからさぞやすごい曲かと思いきや、この曲はテクニック的にとくに難しい部分はありません。
彼の曲でよく出てくる、1弦2フレットを人差し指で押弦したま6弦5フレットを小指で押える(あるいは、薬指?)というフォームさえできれば、初心者でもなんとなく弾けてしまったりします。

そのかわり穏やかで優しい曲なので、右手のコントロールに気をつけながら、音の強弱をつけていかなければなりません。かといって、感情を込めすぎたりすると大げさになりすぎて、わざとらしくなってしまうような気がします。この調和が難しいのです。適度な潤度で弾くというか。

弾いているうちに自分では抑えているつもりでも、気がつくと走っていたりします。CDに合わせて弾いてみると思っている以上にゆっくりしていることが分かります。自分で練習している時は慣れるほどに雑に弾いてしまうので、日ごろからもっと意識して丁寧に演奏する癖をつけないといけないなと思います。

それと、このようなゆっくりした曲では少しのミスでも目立ってしまうのも難しいところですね。

この曲は大好きな曲だし、たくさん練習したので、私の中では比較的弾けるほうだと思っています。初心者がプロの曲を弾けてしまうというのは嬉しいものです。この曲を覚えた頃はちょっと上達したような気がして、ギターの練習が楽しかったですね。
録音してみると、これが勘違いであったことがよく分かるのですが、なかなか上達しないなあと思う今日この頃、このような勘違いも多少は必要なのかもしれません。

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