CD | Rui |
IMPRESSION | ’06デビューのクラッシックデュオ。TVやCMで音楽を担当したりしている気鋭の二人だ。今年は(2010)かの大河ドラマでも音楽を担当している。ちなみにいちむじんとは彼らの出身地である高知県の言葉で「一生懸命」という意味らしい。 プロのクラッシックギタリストといえば幼少から始めてというのが一般的だと思うが、この二人ギターを始めたのは何と高校からだという。 クラッシックの場合若くして始めないとプロとしてやっていくにはという楽器もあり、ギターもその一つだと思うが、この二人それにしては上手すぎる。 高校生でギターを始めた時、師事した方が、日本でも有数の教師だったということらしいが、と言ってもこんなに上手くなるものかと驚かされる。 沖仁なんかもそうなんだけど、やはり才能に情熱が加われば、我々の常識なんてあっさり超越してしまうのか・・・。 作品の方は、手法においてはクラッシックだが、ポピュラー曲も入っていていわゆる純クラッシックとは違っていてかなり聴き易い。 それにしても思うのは選曲のセンスのよさ。あくまで私の好みに合っているという意味だけど、これ、誰がどうやって選曲してるんだろうか? 上記の作品では現代作曲家の作品が多く選曲されていて、これがこのタイプのデュオにはあっていると思う。叙情的なものや技巧に富んだり、ニューエイジに通じるようなものもあったりして、聴くたびに発見がある作品集だ。クラッシックファン以外の方でも十分楽しめるだろう。 アップテンポで難易度がいかにも高そうな「Clear Sky」やこのアルバムで数曲選曲されている彼らと同郷のギタリスト・作曲家の長岡克己氏の曲もアレンジも素晴らしい。私にとっては何と言っても大好きな映画「ニューシネマパラダイス」からも選曲されているのも嬉しい限り。 デビュー作ながら最初から最後まで全曲よくって心に染み渡る作品だ。これまでソロギタリストの作品を中心い聴いてきたが、複数編成でもやっぱりギターはいいなと改めて思う。 (10.11.21) |
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