NO84 クリス・インペリテリ
CD | SCREAMINNG SYMPHONY |
IMPRESSION | ヘビメタ界最速のギタリストの一人。 一時はその速さはギネスに乗ったほど。 (ちなみに現在のギネス最速はバーニングインヘルというバンドの元ギタリスト、チアゴ・デラ・ベガという人。ついでにこの人はネットでは相当有名で是非ユーチューブなんかで確認して欲しい。笑っちゃうくらい速い。もうこれ以上速い人は出てこないと思いかも。他の楽器を使ってもこれ以上のスピードはあるのかな。) 話が逸れた。彼のテクニックは誰しもが認めるところながら、どうもその評価は芳しくない。同タイプのイングヴェイより若干デビューが遅かった不幸であろうか。イングヴェイの再来とかクラッシックの影響を受けすぎているとか、ただ速いだけだとか。(もっともアルカトラズのボーカルであったグラハム・ボネットを自身バンドのボーカリストに起用するなどやや首を傾げたくなるようなこともやっているが。) 実際この人はアメリカなんかでは全くの無名に近く、活動は日本がメインらしい。 どうも日本ではギタリストがボーカリスト以上に注目を集めることが多く、世界でも屈指のギタリスト天国といえそうだ。メガデスのギタリスト、マーティー・フリードマンは日本に住んでしまっているし、その他にも日本びいきのギタリストはアコギ、エレキを問わず少なくない。 いずれにしても、そのような評価はどうも私には不当に思えて仕方ない。イングヴェイとはそんなに年齢もデビューも違わないし、そもそもクラッシックから直接影響は受けてなくても、クラッシック全て行われてきていないことなどほとんどないのだから。 それに速いということは野球なら剛速球が投げられるというようなそれだけで面白い、見る価値あるものだと思っているので、少なくとも速いことがネガティブな印象を与えてしまうのは納得できない。 確かにスピードが示すほどに難易度は高くないかもしれないが、このスピードなら腕に覚えある者でもそうできるものではないだろう。 私は根っからの早弾き大好き人間でこのタイプのギタリストはかなり好みなのでかなり聴き込んでいる方だと思っているが、かなりいい線いってると思っている。 で、作品の方だが確かのちょっとどうかなという作品もなくはないが、総じて言えばかなりレベルは高いと思っている。曲もキャッチーであるし、ノリもよくてかなり私好みの作品が多い。 上記の作品だが、もう直球オンリーの全力投球作品。 だいたい、メタル系でもアコギが入ってたり、バラードが入っていたりとメリハリがあったりするのだが、この作品は全曲ストレートなハードロック。しかも、ほぼ全曲で早弾きのソロがあるので私のような早弾き好きには気持ちいいことこの上ない。 アルバム全体も30分ほどにまとめられているので、同じ調子の曲でも一気に聴けてしまう。かなり実験的かつよく考えられた作りだと思うが、これは私の中では大成功。 この気持ちよさはちょっと大げさに言えば、初めてレッド・ツェッペリンのファーストアルバムを始めて聴いた時を思い出してしまった。 ロック好き、ギター好きはとにかく真っ白な気持ちになって聴いて欲しい。 こういうのはできればガンガンと大音量で聴きたい。 (09.10.25) |
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