NO11 イングヴェイ・マルムスティーン

お勧めCD エレクトリックギターとオーケストラのための協奏組曲変ホ短調「新世紀」
IMPRESSION クラッシックをバックグラウンドに持つ凄腕のエレキギタリスト。
アルカトラズのギタリストとして80年代初めにメジャーデビューしたときは、その高速フルピッキングのスピードに驚かされた。まだ二十歳前であった彼が、グラハムボネットを押しのけて弾きまくるライブは衝撃的であったが、当時ギター小僧だった私ですら少々やりすぎかなとも思ったものだ。

時を経て、早弾きギタリストとしてはポール・ギルバートやクリス・インペリテリらに主役の座を奪われた感もあるが、相変わらず精力的な活動を続けている。ジャニーズの某アイドルと共演する姿をテレビで見つけたときは、一緒に出てたよっちゃんと同じような体型になってて笑ってしまった^^;)。

そのインギーが自身の夢でもあったというクラシックの組曲を作ったのが推薦CD。
クラシックの作品を解釈して異分野のギタリストがアレンジするということはままあることだが、これは彼が本格的なクラシックの組曲を一から作り上げたもの。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団をバックにクワイヤーも擁する大作である。
完全インプロヴァイズパートを作るなど、挑戦的な面もあるが、柔軟に思考すればファーストヴァイオリンがエレキギターに変わっただけの純クラッシックである。

最もこれがギターフリークだけでなく、クラッシックを愛好する者に受け入れられるかはもう少し時を待つ他ない。

私はクラシック音楽を聴いてきた者ではないが、一音楽として耳を傾ければ、純粋に優れた作品であると思う。ガットギターの音も美しい。
テクニック面ばかりに目が行ってしまいがちだが、同時に偉大なメロディーメーカーでもあることを示している。

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