NO49 伊藤 賢一
CD | slow |
IMPRESSION | オリジナル曲やアイリッシュなど美しいメロディを奏でる正統派フィンガーピッカー。 ガットギターとアコギの両方を曲に合わせて使うのも彼の特徴。 モリダイラフィンガーピッキングコンテストの常連でもあり、幾度もの入賞を果たしている。 クラシックを本格的に学んだというだけあって卓越したテクニックも持っているのだが、彼のアイデンティティーを決定付けているのはとにかく美しいオリジナル曲を作曲できることと、奇をてらわずそれでいて印象に残ってしまう編曲能力にある。 彼の二枚目のアルバム「slow」はそんな彼の魅力が余すところなく発揮されている作品である。 アイリッシュにフォルクローレからラグタイムなど彼の幅広い音楽性が嫌みなく詰め込まれており、心に染みる作品集で、私は個人的に一時かなりはまってしまい、結構繰り返し聴いていた時期がある。 ギターの音もかなり生音感があって聴きごこちがいい。12曲も入っていれば何曲かは何度か聴いていると飛ばしてしまう曲が入っていたりするものだが、この作品にはそれがない。逆にいえばメリハリがないともいえるが、「サジタリウス」はその中で核といえるスケールの大きい曲だ。 私の大好きな「Dance with me」も、同曲はいろんなアーティストのアレンジを聴いたが原曲に近いアレンジだが、個人的には一番好きなアレンジである。 それ以外にも一曲一曲に思い入れを持っている作品集であり、日曜の夜寝る前に聴くと、ほんの少し元気をもらえるような気持ちになる。音楽っていいなぁと素直に思える。 (06.06.25) |
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