NO32 バート・ヤンシュ

お勧めCD BERT  JANSCH
IMPRESSION 元ペンタングルの一員でもあった、ブリティシュフォークの大御所。
かのアンジーの録音も何種類か残している!

私がアコギを始めたのはポール・サイモンのアンジーを弾きたいというのがきっかけであったが、実はバートのことはペンタングルなどを通じてずっと前から知っていたのに、バートのアンジーを聴いたのは結構最近のことである。

私にとってはアンジーを録音しているだけでもうそれは特別な存在になってしまうのだが、曲の持つパワーを改めて感じさせられる。
ポールサイモンのバージョンを先に聴いて者からすれば、洗練度では劣る感があるが、奔放なバートのバージョンからインスパイアされた人のほうが多いんじゃないかな。

というわけで、お勧めCDはそのアンジーを収録した彼のファーストソロアルバムとした。ボーナストラックにはアンジーの バンドでのセッションのようなバージョンがあって、アンジーに思い入れのない方から見れば「なんじゃこれ?」というところだろうが、私なんかはちょっと得した気がするのである。

アンジー以外にもギター一本によるインストも数曲収録されており、スリーフィンガーを基調とした彼のギターテクニックが堪能できる。
ボーカル曲は始めて聴く人にはちょっとつかみ所がなくて違和感を覚えてしまう人もいるかもしれないが、聴きこんでいけば、やや苦味のあるツマミのように病み付きになってしまう人も入るはずだ。私がそうであるように。

ちなみにジョンレンボーンと制作した「BERT AND JOHN」もお勧め。ボーカル入りの2曲を除いて、二人のギターだけのインスト。、若いころの二人であるにもかかわらず、火花を散らすといった趣はなく、実に落ち着いて、抑制の効いた作品である。

2曲のアレンジものとジョンとバートが一人で1曲づつボーカル曲を作っている他は全てバートとジョンの共作となっている。ややジョンよりの曲作りのような気もするが、サスティン少な目のギターの音に乗せた美しいメロディが心に沁みる。
ジョンはともかく、バートのソロ作品はやや癖があるので、この作品なら後悔することはないだろう。
(05.11.11)

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