NO96 ジョン・マクラフリン

CD ORIGINL ALBUM CLASSICS
IMPRESSION ’42年生まれのジャズ・ギタリスト。
元祖早弾きギタリストのような存在でもあり、かなりテクニカルである。

彼を始めて知ったのは確か高校生位の時。速くてうまくて私好みのギタリストではあったはずだが、何せ難しい。最初から最後までほとんどインプロビゼーションのような感じて果たしてこれが音楽なのかと思うと同時にジャズギタリストって深いなぁと感じた記憶がある。

スーパー・ギター・トリオの一人としても活躍していたが、私にはやや陰が薄かったような印象がある。多分、パコは別格として、ディメオラは当時からよく聴いていたし、ラリー・コリエルは当時クラッシックをギター一本でアレンジした作品があって興味を持っていたせいかもしれない。

その後の作品を聴いてみたりすると必ずしも分かりにくいものばかりでもないのだが、どうも最初のイメージがあって何となくそれ以上進めないような感じだった。

たまたまCDショップで上記を見つけ久しぶりに聴いてみる事になったのだが、これは初期の作品(「Shakti」「A Handful of Beauty」「Natural Elements」「Electric Guitarist」「Erectric Dreams」)の5枚がセットになっているものだ。

改めて聴いてみると初期の作品はやっぱり難しいなぁというのが私の印象。でも本当にうまい。速い。これが’70年代中ばから後半にかけての作品だからやっぱり化け物だなこの人はと、思わずため息が出てしまう。

個人的にはアコギよりもエレキの方が好きかな。この頃でもサウンド的にはジャズというよりロックのテイストが強くて、フュージョンの草分けのような存在でもある。
ただ、私にはちょっと分かりにくい感じは残り、昔聴いたときの印象と大きくは変わらないなと。早弾きは相変らず心地よいんだけれどねぇ。

どっちかというと玄人受けするギタリストだろうと思うのが、上記作品は確か5枚セットで1枚分位のお値段とリーズナブルなので手にとって損することはないと思う。
いや、本音を言うと私はどっちかというと苦手だけど、一般的にはとても評判はいいんです。
(11.01.22)

戻る















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送