NO68 レオ・コッケ
CD | ONE GUITAR,NO VOCALS |
IMPRESSION | ニューエイジギターの先駆的役割を果たし、スライドギターや12弦ギターを駆使した奏法を得意としている。 特に12弦ギターは私の知る限り、ジャンルは違うが、ラルフ・タウナーと双璧をなす使い手である。12弦ギターの特徴を知りぬいていて、6弦ギターにはない、音の広がりやダイナミズムを表現している。 マイケル・ヘッジスなどにも影響を与えたギタリストとしても知られている。 今も現役で、ボーカル物やコラボ作品など新作を発表し続けているようだ。 フィンガーピックを使用していることもあってわりとガキガキと鳴らすようなイメージが先行していて、長く聴いてるとちょっと疲れるなというのがあって、いわゆる「アルマジロアルバム」と呼ばれている「6 AND 12STRINGS GUITAR」を聴いてからしばらく離れてしまっていたのだが、最近ボーカル物なども含め、また聴くようになってちょっと見直しているところだ。 そのきっかけとなったのが、表題の作品である。 テクニシャンではあるが、それ以上にコンポーザー、アレンジャーとしての魅力を感じることができる作品である。 個人的には彼特有の疾走感溢れる曲よりミデアム、スローテンポのナンバーが心に響いて◎。本当に美しい! 結構彼の音楽性は幅が広かったりするので、1作品を聴きこむというより、たくさんの作品を通じて魅力が伝わってくるタイプだと思う。 ニューエイジの創生期から今にいたるまで、この分野の一線を走りつづけているギタリストだけあって、たくさんの作品を聴けば聴くほどに彼の多様性や味わい深さを感じることができるはずだ。 (07.10.28) |
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