NO57 マイケル・ランガー(michael langer)
CD | copy and merge |
IMPRESSION | この人については実はCD以外の情報は全く私は持っていない。 ネットで検索しても日本語のサイトからは私の調べ方が悪いのか全く出てこない。ドイツ語での本人によるライナーがドイツ語なのでドイツ語圏の出身なのだろうというくらいなのだが、予備知識なのない方がこういったレビューにはいいのかもしれないが。 ともかく進めてみる。 これまで何枚かのアルバムをガットギターを使用して制作しており(何枚かは正確には私は前述の通りで知らない.。)、アポヤンドでの演奏が随所に見られるので、クラッシックを学んできたのかもしれない。 演奏自体はいわゆる正統派で癖のないスタイルだが、音の一つ一つに気を配ったプレイ振りで相当高度なテクニックを使っている。 アレンジも聴き手に、原曲に忠実でないものでもストレスを与えない。外し加減が絶妙なのだ。 彼がその高度な演奏能力を生かし、彼がギターを始めた頃からコピーしてたというサイモン&ガーファンクルの名曲をカバーしたのが表題作。 思えばビートルズのカバー集は多いがS&Gのカバー集というのは聴いたことがなかった。S&Gの大ファンの私としては非常に嬉しい限り。しかもである。 なんとあの「ANJI」まで収録している!!彼もまた、私たちと同様かの曲に魅了された一人なのだ。 もうそれだけで私などは十分であるのだが、更に言えば、ポールサイモンの「ANJI」をかなり忠実にコピーしている(ややシンプルなアレンジでコピーもしやすそう)。ガットでパーカッションを加えた演奏はポールとほぼ同じ音符とは思えないくらいからっと明るくて小気味いい。 また、S&Gの曲の中でも一際異彩を放っている私の大好きな「コンドルは飛んでいく」は絶妙のアレンジで曲の雰囲気にジャストヒット。まさに私がイメージしていたこの曲そのままで個人的にとても嬉しい一曲。 「スカボローフェア」はこのアルバム唯一のアコギでのソロで前奏は迫力もあって美しく印象的。 「セシリア」のアレンジは彼のセンスが如何なく発揮されてこのアルバムの一曲目を飾るにふさわしい。 その他も曲も掛け値なしに素晴らしい! これらの曲はもう数え切れないくらい聴いてきたのに、全く新しい曲のように新鮮に聴こえる。 なかなか彼の作品を聴きたいと思っても手に入らないというのが現状であるが、是非来日して生で聴かせて欲しいものだ。日本でも一気に彼の作品が手に入り易くなるに違いないのだが。 (06.11.26) |
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