NO39  フランコ・モローネ 「O’CAROLAN’S CONCERTO」


お気に入りのフランコモローネのアルバム「The Southern Wind」からのアイリッシュダンスチューン。

このアルバムからは4曲目のコピーにになりますが、軽快でメロディアスなこの曲はどうしても自分で弾いてみたかったので、少し難しそうだなとは思ったのですが、例によって自分の技術を無視し、チャレンジしてみました。

実際に弾いてみると左手も右手もかなり難易度は高いです。左手はかなり忙しく動かさなければいけませんし、右手は第二楽節に入ってから、装飾的に入る3連譜が最難関。曲の流れの中でこのスピードで弾くのは今の私にはほぼ不可能です。同じ音を三回弾くだけなのですが・・。

ただし、練習自体はかなり楽しいです。
ギターを始めてからギターの練習が辛いなと思うときと、楽しいなと思うときは変わっていないのですが、辛いのは暗譜すること。逆に楽しいのは暗譜が出来てから、ある程度弾けるようになるまで、何とかついていこうと練習しているときです。

左手の動きが激しければそれだけ練習自体は楽しくなります。頑張っても指が届かないフォームになるとか、セーハがきつくて弦を押さえられないとかなら別ですが。
この曲では左手はとにかく忙しいのですが、押さえ方が極端に難しいというわけではないので、ゆっくりから始めていけば、ある程度は弾けるようになると思いますし、練習することはかなり楽しいです。

ただ、右手の場合はそう簡単ではありません。速いテンポの曲では実際どうやって練習すればいいのかも分からない感じなので、ちょっとお手上げ状態になってしまいます。

速いフレーズを弾くコツというのは私の経験から言うとエレキギターの場合はいかに右手に余分な力を抜くかということがあるのですが、フラットピックの場合は練習すれば意外に出来てしまうのです。(若かったからかもしれませんが)。もちろんピックを使っても速いフレーズが弾けるようになるためにはかなりの練習量が必要となるのですが。

フィンガーピッキングの場合は特にこの曲のように人差し指と中指でオルタネイティブにピッキングする場合、ピックを使うより難易度は確実に上がります。この曲の3連譜の場合はこの指遣い以外では困難と思われるのですが、ゆっくり練習して徐々にスピードを上げるという方法で練習するというより、キャリアを積んで,指の力を入れないようにする、つまりギターの技術そのものが上がらないとなかなか弾けるようにはならないのではないかと思います。
フランコのCDでもかなり懸命に弾いている感じがありますし、いつでも確実に弾きこなすためには上級クラスの腕が必要ではないかと思われます。

というわけでストレスが溜まってしまう部分もあるのですが、どうしても弾けないというのは3連譜の箇所のみですから、適当に音数を減らしてごまかすのもありかなと思います。
完璧に弾けないまでもアップテンポのアイリッシュチューンが十分楽しめるので、チャレンジしがいはある曲だと思います。
(08.05.05)

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