NO7 中川 イサト 「OPUS-1310」
この曲はギターを始めるよりずっと前から知っていました。
ただ、正直言ってあまり印象に残っていなくて、ずっとCDラックの隅に置かれたままでした。この「OPUS-1310」のことも完全に忘れてしまっていました。
新たに再録音した「FOOTPRINTS」の中に収録された「OPUS-1310」を聴いても思い出せないくらいでしたから。
新録音の方ではイントロとエンディングが新たに付け加えられていて、よりスピード感があります。
旧録音を改めて聴いてみると、中川イサトが初めてインストのアルバムを作ったという割りには力が抜けていて、自然体で演奏しているように感じます。
旧作がちょとマイナーで地味な印象であるのに対し、新作はやや明るく派手になったというような感じです。
いずれにしても同じ曲が、メロディーやリズムをほとんど変えていないのにこんなにイメージが変わっているというのは驚きです。
さて、私がチャレンジしたのは新録音の方です。イントロのルバートの部分がスピーディーでかっこよく曲に緊張感を持たせてて、聴くより弾く曲だと思ったのです。
練習を始めてみると、見た目(聴いた耳?)よりは弾きやすいと思います。あくまでも見た目よりはです。
特に難しい箇所は
@イントロのH&Pを使った早いパッセージ
Aスリーフィンガーを使ったパートで左指が他の弦に触れないようにすること
でしょうか。
@についてはこのパートがきまらないと締りがなくなってしまいます。一発勝負ですので確実にピッキングできるようになるまではかなりの練習が必要です。私もこの部分の成功率はかなり低いです(-。ー;)。
Aについてはどの曲を練習するときでも同じですが、コード感覚で押弦するので、普通に弾けば大丈夫なのですが、かなり早いので難易度が上がっています。
サビの部分は右手の指遣いさえ間違えなければ問題ないと思います。他にはテクニック的には難しい箇所はないと思いますが、親指でずっと同じリズムを刻みながら他の指でメロディーを弾いたり、右指で強弱をコントロールしたりと奥の深い曲だと思います。
低フレットから高フレットまで使いますし、セーハにハーモニクスなども出てきますから、楽器店で試奏には弦高が測れたりしてプレイアビリティを見るにはいいかもしれません。
もっとも人前で弾いても恥ずかしくないくらい弾ければの話ですが・・・・・。
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