NO 3 押尾 コータロー

お勧めCD STARTING POINT
IMPRESSION 現在日本のアコギフィンガーインスト界で最もセールス的に成功している人、といえば少し聞こえが悪いか・・・。いや、売れるには理由がある。
彼の場合は、作曲能力もさることながらとライブでのパフォーマンスが大きいであろう。
ギターのライブといえば、だいたいギターマニアが指板を食い入るように凝視していて、演奏者も座ったまま演奏するというのが常だが、彼のライブではロックギタリストよろしく、舞台の上を所狭しと動き回り、最早定番となったアニメソングの編曲や一人バンド紹介など、ギターマニア以外も楽しめる内容となっており、若い女性が大勢詰め掛ける。

派手なパフォーマンや特殊奏法など、まさにヘッジスの申し子とでもいうべきであろうか。しかし、その派手さとはうらはらに、かなりの苦労人であり、好青年であるという。ただ、アコギインストはやはり彼のようなパフォーマンスやエフェクターをこれでもかと使った音作りなしには、膾炙しないのだろうかとふと思ったりもする。いずれにしても一過性の人気で終わって欲しくない。

さて、CDだが彼はライブを除く、メジャーCDは2005年5月現在で3枚発表しているが、彼のようなタイプは最初に聴いた一枚が一番心に残るような気がしている。というわけで、お勧めは私がはじめて聴いたメジャーデビューアルバムである「STARTING POINT」。
ヘッジス奏法の嵐のような「Fantasy!」、スタンダードチューニングでのフィンガーピッキングで聴かせる「黄昏」、非凡なアレンジ能力を見せ付ける「Mr.Lawrence」、初心者でも弾けそうな「木もれ陽」、ギターフリークがコピーしたがる「HARD RAIN]等さすがに万人に受け入れられる内容である。

彼は毎年一枚のペースでアルバムをだしているが、インストで年一枚は個人的には少し多すぎかなと思う。どうしても似たような曲調のものが多くなってくる。彼を応援するゆえの心配もである。彼も言ってるように、ギターマニアは寛大だが、それ以外の人はシビアなのだから。

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