NO33 ジョン・レンボーン
お勧めCD | The Hermit |
IMPRESSION | 元ペンタングルのメンバー。イギリスの大御所ギタリスト。TABの招聘などにより来日も多い。ブルース・ブリティシュフォーク・ケルティックなど早くからアコギ作品を多数リリースしている。 盟友のバート・ヤンシュがシンガーとしてのイメージが強いのに対し、ジョンは生粋のギタリストである。ただ、バートの作品はどこのショップでも結構簡単に入手できてしまうのに、ジョンはもうほとんど見かけなくなってしまった。残念なことである。アコギブームなどといわれて久しいが、所詮こんなものだ。 と、恨み節が出てしまうのは私が、個人的に彼のことがとても好きだから。教則ビデオではかのアンジーだって弾いて見せているし。 そして、彼の作品の中で一番好きなのが「The Hermit」。 同名のタイトルチューンは始めて聴いた時はギター一本だけでこんなに豊かで深い曲が表現できるのかと驚かされた。ハーモニクスを巧みに交えた技巧的な作品であるにもかかわらず、一瞬でそんなことを忘れさせられるような名作だ。 キャロランのことをはじめて知ったのもこの作品からだ。キャロランの作は多くのギタリストがカバーしているが、どの曲も素晴らしく気に入らなかった曲はひとつもない。ジョンのももちろんそうだ。 アンサンブルの作品も申し分なく、今日のように作りこまれすぎていない素朴なギターの音も高度なテクニックも全てが気に入っている。思い入れが強すぎるとかえって表現に困ることがあるが、私にとってはまさにそんな作品。 現実的ではないが、静かな晴れた午後、よく手入れされた庭に出て、紅茶でも飲みながら聴いていたい。 大音量のディストーションサウンドも結構好きだったりもするが、たまにはこういう音楽を聴く時間も必要なのだ。 (05.11.17) |
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