NO93 リック・ラスキン

CD Perfect Pitch
IMPRESSION 70年代から活躍しているベテランギタリスト。

60年代半ば彼が10代の頃、レヴァランド・ゲイリー・デービスから直接師事し、彼から「もう気味には教えることはない。」みたいなことを言われたらしいから、そのテクニックも窺えるというもの。

その後ワークショップなどを行いながら、作品をリリースし続けている。もちろん現在も現役である。

日頃海外のアーティストから日本人ギタリストへの影響は音楽的には希薄だなと思っていたのだが、彼の作品を聴いていると、なるほどちゃんと繋がっているんだなと納得させられる。

特徴としてはその分かり易さにあるだろうか。とにかくメロディアスで神経のいきわたったアレンジで非の打ち所のなさ感が凄いなぁと思う。代表曲がどうのというより全曲素晴らしいなと。

最初は爪を伸ばしていような音かなと思っていたのだが、ユーチューブなんかで確認すると、爪はしっかり伸ばしているようだ。
日本人が好む豊な音でなく、やや線の細い音。もちろん安っぽい感じではないのだが、音はちょっと特徴的に感じる。弦を上に引っ張るような弾き方をあえてしているのかな。

上記作品は’06年にソロアルバムとしては9年ぶりという作品でボーカル入りであったりアンサンブルがあったりするが、彼らしい曲のできの良さが際立っている万人むけの佳作。

聴いて楽しむことはもちろんだがこの手の曲は是非自分で弾いてみればより楽しめるかなと思う。海外のギタリストの曲もピーしてみたいという人には是非お勧め。正統的なテクニックでレギュラーチューニングが多く、初心者でもとっつき易いし、コアなファンでもフレージングやセンスはとても参考になるのではないかと思っている。
(10.09.23)

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