NO19 岡崎 倫典

お勧めCD Promenade
IMPRESSION 中川イサトらの次の世代のアコギスト。スタジオミュージシャンとしてキャリアをスタートさせ、ソロ活動も80年代後半から行っているから、日本人としては早い方になるだろう。
本人がフォーク、ロック、ニューエイジなど様々な分野から影響を受けたと語っているだけあって、作品はアコギ一辺倒というわけではない。
ギターの重ね録りをしたものやギター以外の楽器を使ったものも多いが、どれも分かりやすく美しいメロディーである。

テクニック的にはかなり正統的で、特殊奏法などもほとんど使っていない。
楽譜集も何作か制作しているが、ファーストアルバムの「Bayside Resort」は、なんとページの約半分に岡崎氏自身の筆によるコラムが掲載されている。
ちなみにこの楽譜集、ギター一本だと難しいと思われる曲には、二本に分けて別掲したり、スケール練習まで掲載されていて、驚くほど親切な作りになっている。もっともCD自体を売ってる所をほとんど見かけたことないが・・・・。

お勧めCDは「Promenade」。どの曲も覚えやすく、頭に残るものばかり。だいたい、いいアルバムといっても飛ばしたくなる曲が何曲かはあるものだが、このアルバムにはそれが一曲もない。私にとってはTPOを選ばないとっておきの一枚である。

ただ、岡崎氏の作品は全てそうだが、録音のせいか楽器のせいだがギターの音が好きになれない。。アコギっぽくないというか、機械的というか。特にグレーベンを使ったものはエレキっぽく聴こえて、しっくりこない。これは好みの問題ではあるだろうが。

それはともかく、岡崎氏の最近の作品では、スタンダードチューニングが多くなり、ギター一本で演奏できる曲が増えているのは、氏が意識したかどうかは知らないが、ギターを弾くものとしては嬉しいことである。

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