ＮＯ４０　伊藤　賢一編曲　「Ｓａｌｌｙ　Ｇａｒｄｅｎ」

「Ａｃｏｕｓｔｉｃ　Ｇｕｉｔａｒ　Ｂｏｏｋ２６」に掲載されていた伊藤賢一さんの編曲したアイリッシュナンバー。ＣＭなんかにも最近は使われているのを耳にします。伊藤さんのセカンドアルバム「ｓｌｏｗ」にも収録されています。

弾くに当たってカポをすればそれほど難所はないと思われますが、スローテンポな曲なので、小さなミスでも命取りになることがあります。ですから、このような曲はひたすら一音一音丁寧に弾くようにしなければなりません。そのあたりと、次第に走ってしまいがちになるのを抑えるというのがこの曲を弾くポイントといったところでしょうか。

ですが、これが私にはなかなか難しい。集中力のなさからくるのでしょうか、途中どこかでミスをしてしまいます。曲は増えてもなかなか最後まで弾ききれる曲がないというのが辛いところです。

それはともかくこの曲は本当にいい曲ですし、伊藤さんのアレンジはこの曲に限らず原曲に忠実でアイリッシュらしいアレンジになっています。日本人のアイリッシュのアレンジはどこか日本的なものになってたりするのが多いのですが、曲だけを聴いているとヨーロッパ系の人のアレンジのように聴こえます。この曲もイギリスの庭園が浮かんでくるようなアレンジに仕上がっています。

またこの曲を掲載している「Ａｃｏｕｓｔｉｃ　Ｇｕｉｔａｒ　Ｂｏｏｋ２６」では伊藤さん本人が演奏しているＤＶＤが付属してあるのでその指のフォームも映像で確認することができます。伊藤さんはクラッシックを学んだと言うだけあってとてもきれいで無駄のないフォームで押弦しています。ついセーハしてしまうようなところでも弾く弦だけをしっかり押弦していたりととても参考になります。このあたりの指遣いはちょっと独学では難しいかもしれません。まあアコギの場合はクラッシックギターほど気にしなくてもいいのかもしれませんが、こうやってＤＶＤでプロの指の動きを確認できるのはありがたいですね。

しっかりひけるように練習していきたいと思います。
（08.10.12）

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