NO44 岸部 眞明 「SONG FOR 1310」


岸部氏4枚目のアルバム「Recollection」の中に入っている曲です。師匠である中川イサト氏に捧げた曲といったところでしょか。
曲は3つのパートに分かれていてゆったりした導入から徐々に盛り上がっていく壮大な曲です。
この曲を始めて聴いたのはライブの時で、とても感動したのを覚えています。

いずれ自分で弾いてみたいと思っていましたが、自分で弾くとなるとライブで聴いたときの感動が薄れてしまうような気がしてチャレンジするまでに時間がかかってしまいました。

曲の難易度としてはそれ程高くはないと思います。
といってもこの曲のサビにあたるパートはベース音を4拍子で刻みながら左指はかなりのストレッチが要され、しかもこのパートは一番盛り上がる箇所でもあるので、きっちり音を出さないと盛り上がりに水をさすことになります。

曲の構成上自然に音量が上がってしまう感じになりますが、ベース音をリズムよく刻むことがおろそかになってしまわないようにしなければいけません。
右手のコントロールに関しては盛り上がる箇所では自然に力が入っていくのであまり気にしなくてもいいと思います。むしろ曲に入り込みすぎるとりズムを乱しがちになるので、冷静に譜面通りに弾くようにした方がいいかもしれません。

曲の最後はダブルハンドタッピングになります。ここは聴いているほどには難しくはないと思いますが、いつでも正確に音を出せるようになるためにはやはりかなり時間がかかると思います。


岸部氏の曲の特徴としてメロディーとアルベジオの区別がつかないようなところがあるので、一音一音を正確に鳴らさなければなりませんが、そうするためには右手も左手も細心の注意と集中力が必要になります。何せインテンポで譜面どおり弾くと5分を超えてしまうような曲なので、最後までノーミスでということになるとそれなりの力量を要すと思いますが、私のようなものでも楽しむ程度には弾けるようになります。

他のアーティストの曲と比べて簡単ということは決してありませんが、コードや運指などに奇をてらったとことがないためよりストレスを感じることなく練習でき、特に私達のような「一日一時間ギタリスト」の練習には適しているように思います。また、そういった曲は自分で弾いていても飽きがこないように感じています。

かなり練習はしていますが、改めて岸部氏の演奏を聴いてみるとちゃんと感動できる本当に素晴らしい曲です。
(10.03.20)

戻る














SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送