NO39 住出 勝則

お勧めCD Groove Files
IMPRESSION ロックに目覚めてギターを始めるが、就職後、プロとして活躍したのはシグナルというフォークグループのメンバーとして。「20歳のめぐりあい」というシングルヒットもあるので、覚えていらっしゃる人も多いのでは。

バンド解散後有名ミュージシャンのサポートギタリストとして、ライブやスタジオ活動を行う。そしてその後オーストラリアに移住し、そこでアコギの魅力に再び目覚めソリストとして再出発を決めたという。
(この海外移住の経験を元になんと英語の勉強法の本も後に発売している。)

オーストラリアでは一日10時間もの練習をし、ライブなども行っていたようだが、日本に帰国した時は別人のようなギタリストに進化しており、中川イサト氏などから絶賛されている。

彼の曲を聴けばロックやフォークを出自としながらも、ブルース色が強かったり、ジャジーであったりとかなり幅広い。そして、彼を表現する時、最も多く使われる言葉はグルーヴィーであるということ。
ギターの弦やボディーを叩きながらうねるようなリズムを正確無比に出していく奏法こそが彼のオリジナリティーを強く形成している。

タックアンドレスの影響がもっとも強く出ているのだろうが、彼の曲を聴けば誰かの影響によって押しつぶされてはいないことは明白である。
たくさんの音楽を消化吸収し、本当の実力を身につけているからこそ出せるオリジナリティーがある。

彼の作品はどれも優れているのでどれであっても構わないと私は思うのだが、タブ譜が発売されている唯一のCDなのでという理由だけで上記を選ばせていただいた。
内容の方も自信持って勧められるものである。テクニック、楽曲ともクオリティの高い作品となっている。

もちろん彼の音楽はCDを聴くだけでも十分伝わるものだが、特殊奏法を使ったり、往年のフォークシンガー特有のMCの巧みさも持っていたりもするので、是非ライブに出かけて直接見てもらいたいギタリストである。
(06.02.

戻る


















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送