ＮＯ２４　打田　十紀夫　　　「スパルタの姫たち」

打田十紀夫のアルバム「ココナッツ・クラッシュ」より選曲。このアルバムの中で「なまずの行進」とこの曲は妙に耳に残ってしまったのですが、短いこの曲の方をチャレンジしてみました。

出だしはシングルノート中心のパートになりますが、打田氏が手癖的に作ったらしくちょっとコミカルな感じがします。多分テクニック的にはそんなに難しくはないと思うのですが、シングルノートの場合、テンポがあわせにくかったり、音量が一定しなかったりで、私にはどうも難しく感じられます。
それと、この箇所は暗譜にも結構苦労しました。曲は頭に入っているつもりでも、自分で弾いてみるとどうも違う感じがして、指が勝手に動くようになるまでにはかなり時間がかかったかと思います。

次にくる３フィンガーロールのような感じで始まるパート（実際は３フィンガーではないが）はちょっと難しくなります。高フレットから低フレットに大きく移動させるとき必要以上に弦を擦る音がでたり、うまく押え切れなかったりと一筋縄ではいかない感じです。
このパートの終盤には指の押え方が難しいところがあって、小指の力が必要になります。きっちり押えられるようになるためにはかなりの練習量が必要だと思います。というか、小指をストレッチして伸ばすようなフォームになる場合、その曲だけを練習するだけでなく、色んな曲を覚えて指の力をつけていくということも大事だと思います。

最後は３・３・２のリズムで右手も左手も少しづつ押える弦、弾く弦が変化していく間奏のようなパートです。ここもやはり左手小指の力が必要になります。ここも調子がよくても一箇所くらいはどうしても引っかかってしまうトラップだらけのようなパートで、難易度も高めになります。

全体としてかなり難しい曲です。難易度は指が長くて小指を使い慣れている人にはもしかしたら簡単に感じるかもしれないと思いＣとしましたが、私にはそれ以上に難しく感じています。それなりに練習していますし、チャレンジした曲数も増えてきていますが、今の私にはまだまだ遠い曲です。
（06.03.18）

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