NO42 田中 彬博 「太陽のエチュード」


「ギターマガジン VOL38」に掲載されていた譜面でコピーを。特段の思い入れがあったというわけではありませんが、今の若手の創った曲に触れてみたくなりチャレンジしてみました。

とても明るくて勢いのある曲で押尾コータローっぽくみられる曲かもしれませんが、よりロックしています。この曲も普通に弾こうとすると爪が壊れてしまうので、私のように爪が強くない方は何らかの補強をしないといけないかなと思います。

曲はテンポが速く、全体を通して指遣いもリズムをとるのも結構難しく、フレット全体を使う上、コードも微妙にトリッキーなので左手はミスを誘い易くなっています。
エチュード(練習曲)というだけあって、ストロークやハーモニクス、高速のプリングオフ&ハンマリング&スライドなどのテクニックが随所にちりばめられていて、難易度はかなり高くなっています。

特に高速でP&Hやスライドを使う箇所は時間をかけて練習を積まないと雑なプレイになりがちになってしまうと思います。
リズムをとるのも譜面を読むだけではなかなか感じがでないような気がするので、曲を十分聴き込むことも必要だと思います。

この曲も押尾の曲なんかと同じで弾いて楽しい曲だと思いますし、練習自体もとても楽しくできますが、先ほど書いた箇所を弾けるようにならないと、弾けた気がしないので一つ一つ時間をかけてクリアしていくことが大事かなと思います。田中さん本人の演奏もネットで見れたりするのでその辺も参考になると思います。
ちなみにこの曲は本人による太陽のエチュード弾き方講座のようなものが開催されていたりもします。何かヒントがあれば一気に弾けるようになったりすることもあるので、私も関西方面に住んでいれば是非受講してみたいものです。

ともかくさすが、フィンガーピッキングコンテストの優勝者だなという一筋縄では行かないテクニックと曲創りだなと感心させられてしまいました。
爪が強靭であろうがなかろうが相当な忍耐力をもって取り組まないと上手く弾けるようになりはしませんが、弾いていて楽しい曲であることは間違いありません。
蛇足ながら、フラットピックが使える方はピック使用でも弾けてしまうと思います。曲の感じも随分違ってくるとは思いますが、それはそれで面白いと思います。
(09.03.22)

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