チャレンジ曲
南澤 大介編曲 「テイク・ファイブ」 (05.06.13)
ポールサイモンの「ANJI」を聴いたことでギターのインストを始めてから、作曲者のデイビーグラハムの「ANGI」もずっと聴いてみたいと思ってました。福岡のCDショップではなかなか見つからなかったのですが、偶然近所の中古CD屋さんでデイビーグラハムのアルバムが見つけた時は嬉しい以上に驚きでした。
そのアルバムの中に収録されていたのが、この「テイク・ファイブ」。
もちろん誰でも知っているほどスタンダードな曲ですが、デイビーグラハムが軽快なプレイを聴き、弾きたくなったのです。
この曲は一聴してコピーは無理だと思ったので、楽譜を探しました。といっても、デイビーグラハムのコピー譜なんてあるわけありません。で、見つかったのが、南澤大介さん「ソロギターのしらべ 至上のジャズアレンジ篇」。著者も、この楽譜集もこの世界ではかなり有名です。
模範演奏のCDつきなので、譜面の読めない私でも大丈夫そうです。
アレンジの方は音を崩したりしている箇所もなく、非常にオーソドックスなものです。
ただ、この曲は想像通り難しい。
この曲の難しさはひとえリズムの変則さにあります。
ベースを変拍子で刻みながらメロディーを弾くというのはやっかいです。
練習はひたすら出だしの一小節を繰り返し弾きます。出だしの一小節とちょっとさえ弾ければ、この曲はできたも同然というのは言い過ぎでしょうか。
本来はベース音を意識しながら、メロディーを弾いていくのがいいのでしょうけど、私は不器用なのでベースを意識するとメロディーのリズムが狂ってしまうので、読めない譜面とにらめっこしながらの練習になります。
親指の動きを意識しなくても(ベース音のリズムを意識しなくても)、勝手に指が動くくらいにするしかなさそうです。
Bメロ(サビの部分)ではやはりリズムキープが鍵になってきます。かなり速い曲なので、スタッカート気味に弾いていくと、どうしてももたれたり走ったりで、意外に手こずりました。
しっかりと弾くにはかなりの難曲ですが、曲が短いのと繰り返しが多いので、暗譜は結構すぐできてしまいます。
また、集中して練習すると、それなりに弾けるようになりますが、毎日のように弾き続けないとすぐ元通りになってしまうのが悲しいところです。
こんな曲を30曲以上短時間に編曲した上、CDに録音までしてしまう南澤さんはやっぱり只者じゃありませんな。
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