NO15 押尾 コータロー  「黄昏」


押尾コータローのメジャーデビューアルバムからの選曲。押尾の曲の中ではかなり異色の曲で、ブラジル音楽のショーロの形式をもとにした曲です。曲だけ聴くと、誰も押尾の曲だとは分からないでしょう。こんな曲が書けること自体、彼のふところの深さを感じます。実際、コピーしてみるとメロディーや構成など実によくできた曲だと思いました。作曲のセンスには驚かされるばかりです。
ちなみに押尾はこの曲にギブソンのオールドギターを使っていますが、ガットギターなんかだと感じがでていいんじゃないかと思います。

聞いてる分にはゆったりとした曲でリズムも一定なので難易度は高そうにありませんが、左手はかなり忙しくて運指も簡単ではありません。
右手も、リズムをとるためにずっとパーカッシブな音を出していくのが馴れるまでは結構難しく感じました。右手の爪を弦にぶつけてパーカッシブな音を出すのですが、その次の音をバランスよくだすことが意外に難しいのです。リズムにアクセントを出すためパーカッシブな音を出していくのは押尾の特徴でもありますが、私としてはあまり神経質にならず、しっかりリズムが刻めてればいいかな、くらいに思っています。

この曲に関しては右手よりも左手の動きです。終始めまぐるしく動いていきます。早いわけではありませんが、ずっと動き続けますし、かなりストレッチしたりタイトな動きになる箇所もありますから、馴れるには時間がかかりました。ただ、私の少ない経験ですが、右手が難しいと練習も楽しくなかったりしますが、左手が難しいのは練習も意外と楽しくできるものだと思います。
CDと合わせて練習してみたりすると最初はついていくのが大変でしたが、ある程度ついていけるようになる過程が結構楽しかったりします。

押尾のようなリズムが複雑な曲の場合は特にCDと合わせて練習することがとても効果的だと思います。自分の耳から聞いた音の印象や楽譜を読んで出す音などが、実際の演奏とはちょっと違ってることがありますから。

この曲は私の中では初級の卒業課題曲のように捉えていて、いつまでも上達しない私ではありますが、何とか頑張ってこの曲を早くクリアしたいと思っています。
(05.09.28)

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