NO23 タック・アンドレス

お勧めCD RECKLESS PRECISION
IMPRESSION タック&パティのギタリストで有名。アーチトップギターをフィンガースタイルで弾く。彼は自らを学者肌だと言うだけあって、自身のHPではギターの弾き方の論文なども掲載しているという知性派でもある。(私は英語が読めないので確認できないが)

私はたくさんのジャズを聴いてきたわけではないが、タック&パティは結構昔から好きだった。ヴォーカルはフェイク過多でなく、ギターだけのバッキングも妙に心地よい。何よりウインダムヒルらしく分かりやすくて美しい。

そのタックのソロでのアプローチはタック&パティの時とあまり変わらない。いつものバッキングにヴォーカルもギターに載せたという感じだ。

歯切れのいいカッティングにヘッジス奏法をブレンドした軽快で耳障りのいいギターで、ファンキーなグルーブ感の表現など、こんな弾き方があったのかと感心させられる。
よくギターは制約の多い楽器だと言われるが、彼のギターを聴いているとそんなことは微塵も感じられない。彼から影響を受けたアーティストも多いというのも頷ける。

お勧めCDはジャズでありながら、ニューエイジの香を漂わせる、万人向けの作品である。

華麗で優美な「Sweet P」、一人で弾いているとは信じがたいような「Manonash」、このアルバムの核となっている大作「Grooves of Joy」は11分もの間、聴き手を捕まえて離さない。「Over the Rainbow」や「Begin the Beguine」などの有名な曲のアレンジも見事としか言いようがない。

ギターのテクニックを追及したい人からギターに興味のない人まで、どんな人にも自信をもって勧められる作品だ。

戻る














SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送