NO74 ウッディー・マン WOODY MANN
CD | Stairwell Serenade |
IMPRESSION | 彼が10代の時、ブルースの巨星、R・ゲーリー・デービスの晩年、直接師事し、同じく伝説のブルースマン、サンハウスなどとの録音も残している。そして、ポール・サイモンのギターの先生でもあったともいう。現代フィンガーピッキングブルース界最強のキャリアを誇っている。 日本でも打田十紀夫氏のTABレーベルを通じて教則本なども出版されていて、かなり名の知れた存在となっている。 演奏の方もそのキャリアに見合う極上のプレイである。 海外ではブルースフィンガーピッカーは爪を伸ばさないのが一般的のように思えるが、彼も爪を伸ばさない肉弾きスタイルのようだ。ただ、一聴するだけだと、爪で弾いているようなクリアな音も特徴的だ。 彼の場合はインストはもちろんだが、ボーカル入りであったり、伴奏などの録音もたくさんあるが、伴奏にあってはボーカルを取っても複雑かつ歌心溢れる演奏でインストとしても成立しそうな表現力である。 インストでは発想が豊でメロディーメーカーとしても素晴らしい。 私は手に入るだけの作品集を集めてはいるが、若い時から既に完成されたテクニックを持っていてとても驚かされるのだが、年を重ねるに連れジャジーな部分も見えてきて興味深い。 上記作品はそんな彼の作品の中で私が一番気に入っている作品で、一年を通してよく聴いている超ヘビーローテーションアルバムである。 メロディーもテクニックも音、グルーブどれをとっても素晴らしいの一言。手癖的フレーズなども含め、彼のギタリストとしてのエッセンスがつまっている。とても聴き易い作品でもあるので、ブルース系は苦手という人でも全く問題ないはずだ。 お勧めです。 (08.05.18) |
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