第一回 ライブレポート 

城 直樹 (平成16年秋)

街のイベントでの出演ということで40分くらいの短いライブでしたが、私が見た初めてのギタリストのライブでした。
会場は地下街のオープンスペースにステージを作ってあったのですが、ライブに先立ち、司会者がプロフィールの紹介や簡単な質問をしたあといよいよ開始です。城さんは裸足でステージに立っていて、ヘッドフォン型のマイクをつけていました。

確か最初の曲は「Groove Master」だったと思います。凄まじいスピード感です。CDを聴いていたので曲については知っていましたが、実際に見るとその迫力は予想以上。「どうやって弾いているんだろう?」と思っていましたが、速すぎてすぐ目の前で見ていてもよく分かりませんでした。これでもかといわんばかりにギターを激しく叩きます。両手を使って叩いていても、当然ながらリズムやフィンガリングに狂いはありません。これがプロの技なのでしょう。

ギターはCDと違ってタコマのカッタウェイのギター。ずっと立ったまま弾きます。このようなオープンスペースや路上でのライブでは、こういう奏法、スタイルはそうとう見栄えがしますので、イヤでも目に留まってしまうでしょう。
ちなみにお客さんは数十名はいたでしょうか。無料ライブなのですが通り過ぎるという人はほとんどいなくて、みんなじっくり聴き入って(見入る?)いるようでした。

その後何曲か演奏した後、簡単な奏法解説がありました。
タッピングやヒッティングをゆっくり実演してみたりしてくれたので、大変参考になりました。左手でフレットの上から手を持ってきてタッピングを行うなど、こういうのは見ないと分からないものです。

アルペジオを使った静かな曲などの演奏もあって、短い時間とはいえ、メリハリをつけて飽きさせない構成です。そして最後の曲が私が一番好きな「Matador」。特殊奏法をこれでもかと使った、激しい曲ですが、城さんの曲はどれもそうなのですが、曲自体にパワーがあり、楽曲をいかすのがテクニックであるというふうに感じます。

テクニック的にはミスタッチもなくフレットを激しく駈けていくような曲でも余裕たっぷりという感じでした。MCもなかなかこなれていて、堂々としたものです。

とにかくはじめてみるプロのテクニックは驚きの連続であり、終わったあともしばらく呆然としていました。次回は是非フルライブを見て見たいと思いました。

戻る













SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送