ギター試奏記

これまでアンダー50万円くらいのものですが、日本国内外の有名なメーカーはほとんど試奏してきましたが、福岡では今まで見かけたことがなかったチェコのメーカーフォルヒとベトナム産のエアーズギターがショップに置いてあったのでさっそく試奏させてもらいました。

まず、フォルヒですが最近はプロのギタリストからもよく発注されているということを聴いていたので、このギターを弾かずして私の二台目のギター選びはできないと思うくらい気になっていました。私が弾いたモデルはG23シリーズの表板はシダー、サイドバックはマホガニーのモデルです。ちなみに値段は22万円。

といっても音については私はあまりよく分からないですから弾き易いかどうかが私にとって一番の重要視する点です。
その点ではフォルヒはネックの大きさやテンションは私にピッタリだったのですが、やはり弦高が高い。つぶやきでも何度か言ってきましたが、フィンガーピッキング用には弦高はとにかく低くしてもらいたいという思いが強いのでちょっとこれはいただけません。弦高を低くすると音量が小さくなるとよく言いますが、音量が小さいのはギターのメリットでもあります。ギターより音量が小さい楽器はほとんどないでしょうし、私のように部屋で趣味として弾く場合は音量は小さい方がむしろありがたいというのがあります。そういう風に思っている人も少なくないと思っています。
ライブで使うという人でも実際にはピックアップを通して音を出すケースが多いでしょうから、音量を犠牲にしてもプレイアビリティをもっと上げてもらってもいいはずです。少なくともそういう選択肢があってもいいと思っています。

というわけで残念ながらこの点においてフォルヒはパス。しかし、音は中低音がしっかり出ていて、明らかにマーティンとは違う音色です。高音はもう少しパワーが欲しいのですがまあ十分でしょう。インスト向きのいい音がしていました。

プロがこぞって誉めるというほどの魅力は感じなかったもののコストパフォーマンスはかなり高いと思います。見た目や値段、狙っているところからしてモーリスのSシリーズあたりがライバルかなと思いますが、生音ではフォルヒの方に分がありそうです。もっともモーリスのほうが少し安くてピックアップも内臓されているので簡単な比較はできませんが。
なお、ペグがとても使い易かったことも付け加えておきます。

続いてエアーズギターです。
このギターには正直驚かされました。モデルはASFというものだったと思います。表板がスプルース、サイドバックがメイプルです。値段は12万6千円です。

このギターはネックは少し太めですが、弦高が比較的低めに設定されていてプレイアビリティーはメンテナンスを行っていないギターとしてはかなり高いといっていいと思います。

音もちょっとこの値段とは思えないほどよくって、私が今まで弾いたギターの中ではもっともコストパフォーマンスが高いというか、圧倒的なコストパフォーマンスです。強いて言えばもう少し抜けがよければ最高です。これは使い込めば解決する可能性もあります。

しかし今のままでも十分です。正直すぐに買って帰りたいくらいでしたが、もう少しするともう何本か入荷されるということなのでそれを待ってみることにしました。
できればカッタウェイのギターが欲しいというのもありましたし、カッタウェイも入荷されるといわれましたので。とにかくとても楽しみです。

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